2010年 - 2012年
脳機能にもとづく言語習得メカニズムの解明 : 学童期の横断的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
本研究は文法獲得の脳内基盤を明らかにするために、日本人小学生を対象として、英文法処理時の脳活動を事象関連電位と近赤外分光法の同時計測により可視化することを目的とした。語順違反文の処理において、英語高習熟度群は低習熟度群に比べて高い脳活動を示し、脳波では陽性波が観察された。母語のみならず外国語である英語の処理においても習熟度が増すにつれて左右半球の機能分化が進み、左半球への側性化が促進されることが分かった。
- ID情報
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- 課題番号 : 22242012