論文

査読有り
2017年9月15日

一般高齢者の反復唾液嚥下テスト(RSST)記録を用いた嚥下機能回復の要因解析

ヘルスサイエンス・ヘルスケア
  • 高柳篤史,遠藤眞美,長谷川功,木村益巳,野本たかと

17
1
開始ページ
26
終了ページ
30
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
深井保健科学研究所

一般成人歯科健診時に反復唾液嚥下テスト(RSST)が陽性と判定された高齢者が5年後にRSST陰性になった要因を明らかにする目的でレトロスペクティブ研究を行った。成人歯科健診を受診した65歳以上の者で、反復唾液嚥下テスト(RSST)が2回以下の陽性であり、さらに5年後の同健診においてRSSTを受診した50名を対象とした。5年後のRSST陰性の割合は68.0%で、歯科健診時に実施した自記式質問票調査において「お茶などでむせる」との回答者では5年後のRSST陰性の割合が統計学的に有意に少なかった(OR=0.109、p<0.05)。年齢や「口の渇きが気になる」などの自覚症状については有意な関連は認められなかった。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1881-1892
  • 医中誌Web ID : 2018118594

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