2010年11月14日
木質系資材の堆肥化時間短縮に関する研究 ―木酢液及び廃糖蜜を発酵促進剤として利用した場合―
環境情報科学論文集
- 巻
- 24
- 号
- 24
- 開始ページ
- 161
- 終了ページ
- 166
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11492/ceispapers.ceis24.0.161.0
- 出版者・発行元
- 環境情報科学センター
:木質系資材は堆肥化過程において時間がかかるという問題が指摘されている。これまでに堆肥化装置の利用や大規模な堆肥化により時間の短縮をする研究が行われているが,普及という点で課題が残る。そのため本研究では,木材チップと落ち葉に,発酵鶏糞,米糠,菜種油粕を副資材として加えた原料に,発酵促進剤として木酢液や廃糖蜜を利用することで,小規模で機械を使わない木質系資材の堆肥化時間短縮の有用性を検討した。その結果,堆積物内の温度が堆肥化に必要な温度まで上昇した。また,発酵促進剤を加える事により温度が維持された。廃糖蜜を利用した区は,3ヶ月でC/N比測定試験,4ヶ月で幼植物試験において完熟したと判定できた。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.11492/ceispapers.ceis24.0.161.0
- ISSN : 0389-6633
- CiNii Articles ID : 40017404914
- CiNii Books ID : AN10544669