2013年4月 - 2016年3月
置換活性部位を持つキレート配位子を導入した反応性金属-ケイ素錯体の開発と触媒機能
日本学術振興会 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
金属-ケイ素結合を持つ遷移金属錯体は,有用化成品である有機ケイ素化合物を合成する触媒反応の鍵中間体であり,その反応性に関する研究は当該触媒反応の機構解明に有効であるだけでなく,金属-ケイ素錯体自身が当該反応に対して触媒活性を示す可能性がある。
本研究では,反応活性な金属-ケイ素錯体として,キサンテン骨格を含むビス(シリル)配位子(xantsil“キサントシル”)を持つ遷移金属錯体を対象とする。xantsil配位子は二つのケイ素と酸素(キサンテン骨格)で金属への三座配位が可能であり,その酸素配位子部分が置換活性であるため,当該錯体は配位不飽和な錯体の合成等価体として働く。期間内に,有機ケイ素化合物合成における錯体触媒に広く用いられている9および10族遷移元素を中心金属としたxantsil錯体を新たに合成し,その反応性および触媒活性を明らかにする。
本研究では,反応活性な金属-ケイ素錯体として,キサンテン骨格を含むビス(シリル)配位子(xantsil“キサントシル”)を持つ遷移金属錯体を対象とする。xantsil配位子は二つのケイ素と酸素(キサンテン骨格)で金属への三座配位が可能であり,その酸素配位子部分が置換活性であるため,当該錯体は配位不飽和な錯体の合成等価体として働く。期間内に,有機ケイ素化合物合成における錯体触媒に広く用いられている9および10族遷移元素を中心金属としたxantsil錯体を新たに合成し,その反応性および触媒活性を明らかにする。
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錯体化学会 第72回討論会 2022年9月26日 招待有り