2018年4月 - 2022年3月
公営賭博市場における、市場の厚みと効率性の関係
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究課題では、日本の地方競馬場3270レースのデータを用いて、市場の取引量と効率性の関係を検証した。馬券市場が効率的であれば、同じ払戻条件・払戻金額の馬券には同じ価格が付くはずである。そこで、「同じ払戻条件・払戻金額の馬券の間での価格差が小さいほど馬券市場の効率性が高い」と定義して回帰分析を行った結果、以下の4点を発見した。1.出走頭数が同じなら、売得金額が大きいレースほど市場の効率性が高い。2.売得金額が同じなら、出走頭数が少ないレースほど市場の効率性が高い。3.売得金額と出走頭数が同じなら、出走時刻が早いレースほど市場の効率性が高い。4.売得金額が大きいレースほど市場の効率性が高い。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18K01686
- 体系的課題番号 : JP18K01686
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
3-
Journal of Gambling Business and Economics 16(1) 3-14 2023年7月 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
-
国民経済雑誌 224(5) 51-62 2021年11月 筆頭著者最終著者責任著者
-
国民経済雑誌 221(4) 31-36 2020年4月 筆頭著者最終著者責任著者