論文

1999年9月10日

精神科臨床における衝動行為と看護アプローチに関する検討(その2)

精神科看護
  • 奥村 太志
  • ,
  • 杉原 茂樹
  • ,
  • 西谷 剛志
  • ,
  • 菊池 美智子
  • ,
  • 登坂 祐明

84
開始ページ
46
終了ページ
50
出版者・発行元
日本精神科看護技術協会

衝動行為の多い患者4人の行動について、患者の行動の変容に注目し、経時的に整理した。その結果、患者は衝動行為に及ぶ前後に感情の揺れやサインを示しており、看護者の態度として「暴力行為は認めないが感情体験は受け入れる」という一貫した対応が必要であることが示唆された。看護者を身近で安心できる存在と感じることのできた患者は、現実的な努力を繰り返し、衝動行為が減少することが可能であることが明らかになった。

エクスポート
BibTeX RIS