論文

2011年3月

MCAPIを用いた組込み向け耐故障分散共有メモリの実装

情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術]
  • 鈴木, 良平
  • ,
  • 三浦, 信一
  • ,
  • 李, 珍泌
  • ,
  • 塙, 敏博
  • ,
  • 朴, 泰祐
  • ,
  • 佐藤, 三久

2011
17
開始ページ
1
終了ページ
6
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

航空機や鉄道車両,産業用機器や医療用機器などに用いられている組込みシステムは,システム停止時の影響が非常に大きく,その耐故障性を極力高める必要がある.そのために,マルチノードシステム上の各ノードのメモリに各チェックポインティングデータをバックアップとして保存することで耐故障性を高めるという方法がある.そこで,本研究ではチェックポイント/リスタート機構が実装されたソフトウェア耐故障性分散共有メモリSCASH-FTを用いる.さらに,SCASH-FT をマルチノード上で動作させるために,MCAPI の一実装である XMCAPI に着目し,SCASH-FT のプロセス間通信APIとして用いる.そして,組込みシステム向け耐故障ソフトウェア分散共有メモリ SCASH/MCAPI を提案・実装する.予備評価として SCASH/MCAPI を 2 ノードのシステム上に実装し,二次元ラプラス方程式を解き,システムの動作の正しさを確認した.また,今回の実装ではベースとなる MCAPI 実装として汎用マルチノードにおいて TCP/IP 上で動作する X

ID情報
  • ISSN : 0919-6072

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