2000年
介護支援専門員実務研修受講試験対策講座の実際と効果 : 歯科衛生士の高齢社会への貢献をめざして
明倫歯科保健技工学雑誌
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- 巻
- 第3
- 号
- 1
- 開始ページ
- 33
- 終了ページ
- 38
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 明倫短期大学
平成12年4月1日より我が国で施行される介護保険法において,要介護者等の援助に関する専門的知識,技術を有するものとして,厚生省令で定められた介護支援専門員による利用者へのケアマネジメントの制度が導入されることとなった。著者等は歯科衛生士を養成・教育している立場から歯科衛生士が歯科の知識,技術をいかした介護支援専門員として活躍し,高齢社会に貢献しうる医療人となることを目的に,介護支援専門員実務研修受講試験(以後,介護支援専門員試験という。)にむけて平成10年より対策講座を開講した。その結果,歯科衛生士の介護保険制度および介護支援専門員に対する関心は高まり,各年齢層・職域から多くの歯科衛生士が本講座を受講し,受験の意志を示したと同時に他職種からも多くの人が受講した。平成10年,11年新潟県における介護支援専門員試験の歯科衛生士合格者に対する受講者合格者の占める割合(平成10年:80.3%,平成11年:52.3%)は高く,本講座開講の意義は大きかったと言える。今後さらに講習時期,時間,方法等について検討し,より多くの者が介護支援専門員として高齢社会を支える中心的役割を果たせるよう,本講座を継続し発展させていく考えである。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-0373
- CiNii Articles ID : 110004599316
- CiNii Books ID : AA11275028