2016年4月 - 2019年3月
尿路感染症における多剤耐性菌の迅速診断・迅速疫学診断法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
尿路感染症の迅速診断を目的とした質量分析の原理を利用したMALDI-TOF-MS法を用い、以前より診断に難渋していたグラム陽性菌について処理法を改良して、論文発表を行った。大腸菌に対する疫学迅速診断のMultiple-Locus Variable Number Tandem-Repeat Analysis: MLVA法の基礎実験を行い、本菌株での識別が可能なことを示した。カルバペネム耐性大腸菌23株とESBL産生大腸菌67株をMLVAにてシークエンスにて確定したリピート数の異なる大腸菌株をそれぞれの領域毎に抽出し、リピート数の判定をし、樹形図を作成し,非常に近縁な株であると判定された。
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- 課題番号 : 16K11047
- 体系的課題番号 : JP16K11047