1998年6月21日
遠心振動実験による液状化地盤における杭基礎の耐震性評価
土木学会論文集(1998)、596(III-43)、317-327
- ,
- 巻
- 596
- 号
- 開始ページ
- 317
- 終了ページ
- 327
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.1998.596_317
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
埋立て地盤に建設が計画されている実際の重量構造物を対象とし, 杭基礎の耐震安全性を検討するため, 実物を地盤-杭-建屋系にモデル化して, 遠心力場の液状化実験を行った. 小さな間隔で打設された群杭基礎が杭内部地盤の液状化を防止できるかの観点に注目し, 杭基礎の耐震安全性について検討した. その結果, (1) 群杭の剛性だけで杭間地盤の液状化を防止するのは困難であること, (2) 実際の重量構造物を対象とした遠心振動実験によると, 基盤入力175gal程度の地震に対する杭基礎の安全性は概ね確保されていること, (3) 実施した地盤-杭-建屋系のモデル化の手法とせん断土槽や地震波加振による実験方法は, 動的数値解析法とならんで, 今後実構造物の耐震性評価の検討に有効な手段であると言える, ことが分かった.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2208/jscej.1998.596_317
- ISSN : 0289-7806
- CiNii Articles ID : 10001885912
- CiNii Books ID : AN10014020