2008年 - 2010年
損傷船舶の転覆リスク評価に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
損傷船舶の浸水過程について水槽実験を行った結果、隣接区画への浸水は、船内滞留水は直ちに区画内に広がり、常に水平面を形成するとしたモデル化が適切であることなどの知見を得た。また、船内滞留水と船体との連成運動の数値シミュレーションコードを開発し、滞留水の連成影響が横揺振幅に及ぼす影響を調査した結果、計算を行った船では波周期と横揺固有周期の比が0.9~1.5の範囲で、滞留水の運動が減揺効果を示し滞留水量の増加に伴い横揺振幅が小さくなることなどを確認した。
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- 課題番号 : 20360399
- 体系的課題番号 : JP20360399