基本情報

所属
国立研究開発法人物質・材料研究機構 (物質・材料研究機構名誉研究員)
学位
博士(工学)(1993年3月 埼玉大学)

研究者番号
80343854
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0003-3199-2498
J-GLOBAL ID
200901006196361827
Researcher ID
H-2920-2011
researchmap会員ID
5000003296

外部リンク

プロフィールに関しては、上記のORCID内のBiographyも、あわせてご参照ください。


森 利之の研究者プロフィールの一部を以下に紹介します。

燃料電池は、水素と酸素から電気を生みだすクリーンで効率の高い発電デバイスです。そのデバイスを構成する固体電解質材料や電極材料の界面の働きを最大限に高めることが重要であるといわれています。そこで、持続可能社会形成のために、燃料電池内固体電解質/電極界面の欠陥構造を、材料のことを深く理解して最適化していくことで、これまでにない、高い性能と高い安定性をあわせもつ燃料電池の開発を達成することが強く望まれています。
 そこで、私たちは、これまで培ってきました合成手法、材料キャラクタリゼーション手法、及び理論的解析手法を融合させることで、燃料電池分野におけるラジカル・イノベーションを可能にする燃料電池材料及びそのデバイス化研究を推進しています。
 研究の具体例としまして、固体酸化物形燃料電池では、モデル材料としてのドープドセリア系化合物や、実用材料であります安定化ジルコニア系材料と、電極材料の間に形成される3相界面の機能を最大限まで引き上げるために、作成したデバイス内界面のナノ構造を、分析電子顕微鏡などを使い、詳細に解析し、そのデータを合理的に解釈するためのバルク及び表面における欠陥構造のモデリング(経験的ポテンシャル法を用いた格子静力学計算及び擬ポテンシャル法を用いた表面第一原理計算)を行うことで、最適な界面構造のあるべきすがたを明確にし、それらの結果が示すあるべき界面構造を、私たちの研究の専門領域でもあります、ものづくりの技術を駆使してつくりあげる取り組みを行いました。
 また、固体高分子形燃料電池においても、白金電極の機能を引き上げる取り組みを、欠陥酸化物プロモーターを用いて行っています。ここでも、作成した燃料電池デバイス内界面のナノ構造を、光電子分光法(XPS)や分析電子顕微鏡(TEM)などを使い詳細に解析し、そのデータを合理的に解釈するための表面における欠陥構造のモデリング(TEMやXPSによるマイクロアナリシスにより得られる情報を基にしたモデリング用として経験的ポテンシャル法を用いた格子静力学計算及び、原子やクラスター単位の電子状態の理解に必要なモデリング用として擬ポテンシャル法を用いた表面第一原理計算)を行うことで、最適な界面構造のあるべきすがたを明確にし、それらの結果が示すあるべき界面を、私たちの研究の専門領域でもあります、ものづくりの技術を駆使してつくりあげる取り組みを、協働研究者をサポートしつつ継続して行っています。
 以上のような取り組みを通して、極めて近い将来、こうした燃料電池材料のナノ構造設計手法が、燃料電池分野におけるラジカル・イノベーションを達成するものと私たちは強く期待しています。

森の研究業績については、 ORCIDのなかにもURL/Link先の記載があります Google Scholar, ResearcherID及び SCOPUSといったデータベースからもチェックしていただけます。


補足情報 1:

森 利之の国立研究所(旧科学技術庁 無機材質研究所及ぶ国立研究開発法人 NIMS)在職中(1997年~2021年)の研究業績分析データは以下のとおりです。
・Field-Weighted Citation Impact(FWCI)(SCiVal分析で使用されている指標):    1.58
 この分析指標では、世界平均は1.0。

このスコアは、森 利之の公表論文が世界平均よりも58%多く引用されていることを示しており、その研究の質と影響力の高いことを反映しています。

・Category Normalized Citation Impact (CNCI)(InCites分析で使用されている指標):   1.57
 この分析指標では、グローバル基準値は1.0。

このスコアは、森 利之の公表論文が世界平均よりも57%多く引用されていることを示しており、その研究の質と影響力の高いことを反映しています。

 さらに、Research.comの「材料科学分野の優れた研究者ランキング」において、研究者名:Toshiyuki MORI(National Institute for Materials Science、日本)は、日本国内の大学・研究機関に所属している研究者を対象にした業績ランキング(2022~2024年版)において以下のランクに登録されました。
・2022年版(2022年12月21日集計)Research.com 2nd edition:このランキングに登録された研究者675名(D-index  40以上で登録)中119位にランクイン。D-indexは70と報告されました。
・2023年版(2023年11月21日集計)Research.com 3rd edition :このランキングに登録された研究者710名(D-index  40以上で登録)中140位にランクイン。D-indexは70と報告されました。
・2024年版(2024年11月27日集計)Research.com 4th edition :このランキングに登録された研究者826名(D-index  40以上で登録)中143位にランクイン。D-indexは73と報告されました。
#森 利之氏は、材料科学分野でランキングされた日本人研究者の中で、過去3年間、上位20%に位置しています。

  くわえて、Research.comの「化学分野の優れた研究者ランキング」において、日本国内の大学・研究機関に所属している研究者を対象にした業績ランキング(2022~2024年版)において以下のランクに登録された。
・2022年版(2022年12月21日集計)Research.com 2nd edition :このランキングに登録された研究者1,226名(D-index  40以上で登録)中219位にランクイン。D-indexは70と報告されました。
・2023年版(2023年11月21日集計)Research.com 3rd edition :このランキングに登録された研究者1,264名(D-index  40以上で登録)中257位にランクイン。D-indexは70と報告されました。
・2024年版(2024年11月27日集計)Research.com 4th edition :このランキングに登録された研究者1,432名(D-index  40以上で登録)中241位にランクイン。D-indexは73と報告されました。
#森 利之氏は、化学分野でもランキングされた日本人研究者の中で、過去3年間、上位20%に位置しています。

 

補足情報 2:

つくば地区では、筑波大(リーダー:中村潤児教授)、NIMS(森、有賀、Hill)、AIST、東大(物性研)、KEKをコアメンバーとした燃料電池用非白金炭素電極触媒研究を推進しました。(TIA-プロジェクト: https://www.tia-nano.jp/ )

補足情報 3:

NIMS(森), 量子科学技術研究開発機構(QST), RIKEN, 原子力研究機構の4研究機関は、量子ビーム技術を有効活用した燃料電池材料開発におけるラジカル・イノベーションを目指した4研究機関共同研究を実施しました。

補足情報 4:

物質・材料研究機構(NIMS)において、国立大学や国立高専機構との強固な協働連携体制を構築し、次世代を担う若手研究者の育成と、ラジカル・イノベーションを目指した燃料電池材料研究に尽力しました。

NIMS名誉研究員となった後は、鶴岡高専・伊藤滋啓研究室の学生への研究指導・助言を通じて、後進の育成にあたる傍ら、NIMSと国内外の研究機関をつなぐ学術連携業務に携わり、学術界の更なる発展のため、これまでに培った知見とネットワークを次世代へと繋ぐ活動に注力しました。 ※鶴岡高専・伊藤滋啓氏に関する情報は、画面左の「共著者一覧」にある情報をご参照ください。

 

補足情報 5: 

2019年に、24年間の国研での研究を振り返り、材料科学と国際協力の連携による研究の発展的展開の重要性・必要性について記載した記事を投稿しました。お時間のあるおり、以下のURLの先のMRS-Jニュースにお目通しいただければ幸いです。

MRS-Jニュース (ご覧いただける場合ブラウザは、Google Chromeをお使いください):

https://www.mrs-j.org/pub/news/Vol_31_4_Nov2019_MRSJ.pdf


経歴

  13

委員歴

  28

受賞

  8

論文

  377

MISC

  131

書籍等出版物

  12

講演・口頭発表等

  70

共同研究・競争的資金等の研究課題

  14

産業財産権

  158

社会貢献活動

  64