2019年8月
バイオフィルム形成からの感染をセンシングするグラフェン分散シラン化合物被覆
医用機器とセンサー
- 巻
- 1
- 号
- 3-4
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1002/mds3.10043
バイオフィルムは、有機ポリマーを含む物質である。バクテリアに由来し、スライムを生成し、材料の表面に形成される。したがって、いくつかのタイプのセンサーを使用してバイオフィルム形成を適切に評価することが重要である。バイオフィルムはグラフェン上で容易に形成されるため、グラフェンがバイオフィルム形成のセンサーとして機能する可能性がある。過去において、バイオフィルム形成に対するグラフェンの感度は、著者らにより,CVD(化学蒸着)グラフェンとテープ剥離法を使用して確認されている。しかし、CVD法は高価であり、特別な装置が必要とされる。一方、剥離法はコストはかからないが、グラフェン形成の精度と再現性に問題がああった。この実験では、グラフェンを分散させたシラン系の樹脂を基板にコーティングした。このコーティングされた基板は、センサーとして簡単に使用でき、バイオフィルム形成を促進する安価な方法である。ガラスを基板として使用し、さまざまな濃度の分散グラフェンを使用してさまざまなサンプルを準備しました。標本の表面に形成されたバイオフィルムを、ラマン分光法とクリスタルバイオレット染色法を使用して分析した。結果は、分散グラフェンの濃度とともにバイオフィルム形成能力が増加することを示した。クリスタルバイオレットによる染色面の色値により感度が評価されることも確認した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1002/mds3.10043
- ISSN : 2573-802X
- eISSN : 2573-802X