2010年 - 2012年
真皮内組織球におけるらい菌の寄生と排除の相互作用とハンセン病発症に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ハンセン病の起因菌であるらい菌は、宿主細胞であるマクロファージに感染した後に、ファ ゴゾームにライソゾームの融合を阻止する因子や脂質の蓄積や異化作用に重要な因子の発現や 細胞内局在を変化させることによって、細胞内寄生に都合の良い環境を作っていることが明ら かになった。そのような作用はらい菌の生菌だけが持っており、加熱死菌には無かった。また、 ハンセン病の治療薬の1つであるクロファジミンは、らい菌が持つ上記作用を阻害した。
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- 課題番号 : 22591253
- 体系的課題番号 : JP22591253