2017年
アスファルト舗装切断汚水処理時の環境負荷低減に関する地盤工学的検討
土木学会論文集C(地圏工学)
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- 巻
- 73
- 号
- 3
- 開始ページ
- 294-302
- 終了ページ
- 302
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- DOI
- 10.2208/jscejge.73.294
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
アスファルト舗装を切断する際,路面切断機が用いられる.その際,刃の焼き付け防止や粉塵の飛散防止のために冷却水が切断刃に供給され,舗装の切り屑を含む切断汚水が発生する.従来,切断汚水は現場でそのまま排水されることが多かったが,現在では回収して環境負荷を低減する形で処理することが望まれる.そこで本研究では切断汚水処理時の環境負荷低減方法を模索する目的で,切断汚水の基本的性質を調べた後,無機凝集剤を用いて切断汚水を泥土と上澄み液に分離させた.その結果,上澄み液について水質の改善が認められた.一方,泥土についてはアスファルトに由来する油成分を含んでいるものの,セメント系固化材を用いて造粒化が可能であり,さらにCBR試験結果から造粒物が路盤材料として再利用できる可能性が高いことが分かった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejge.73.294
- ISSN : 2185-6516
- CiNii Articles ID : 130005988509