八木貴信 (Takanobu Yagi) - マイポータル

基本情報

所属: 独立行政法人森林総合研究所九州支所森林生態系研究グループ主任研究員

学位: 博士（農学）(京都大学)
Doctor(Kyoto University)

ORCID ID: https://orcid.org/0000-0002-5614-1967
J-GLOBAL ID: 200901092082974229
researchmap会員ID: 5000006150

【研究テーマ】
材木を含む多様な林産物を生産可能な生物多様性の高い森林を育成するため，造林木や天然更新した高木性有用広葉樹の稚樹の成長，彼らの周囲の競合植生との相互作用，広葉樹の樹冠発達パターンに見られる適応戦略について研究を行っています。

【参画する主な研究課題】
・多様な森林の育成と修復・回復技術の開発
・成長に優れた苗木を活用した施業モデルの開発
・九州・四国地域の若齢造林地におけるシカ被害対策の高度化

研究キーワード

主要な論文

The combined effects of tree shelters, large stock and vegetation control on the early growth of conifer seedlings

Takanobu Yagi

Journal of Forest Research 27(3) 206-213 2022年3月14日査読有り筆頭著者
カラマツコンテナ苗の植栽時期が植栽後の活着と成長に及ぼす影響

成松眞樹, 八木貴信, 野口麻穂子

日本森林学会誌 98 167-175 2016年8月査読有り
Erratum: Ontogenetic strategy shift in sapling architecture of Fagus crenata in the dense understorey vegetation of canopy gaps created by selective cutting (vol 39, pg 1186, 2009)

Takanobu Yagi

CANADIAN JOURNAL OF FOREST RESEARCH-REVUE CANADIENNE DE RECHERCHE FORESTIERE 39(9) 1785-1785 2009年9月
Ontogenetic strategy shift in sapling architecture of Fagus crenata in the dense understorey vegetation of canopy gaps created by selective cutting

Takanobu Yagi

CANADIAN JOURNAL OF FOREST RESEARCH 39(6) 1186-1196 2009年6月査読有り筆頭著者
Relationships between shoot size and branching patterns in 10 broad-leaved tall tree species in a Japanese cool-temperate forest

Takanobu Yagi

CANADIAN JOURNAL OF BOTANY-REVUE CANADIENNE DE BOTANIQUE 84(12) 1894-1907 2006年12月査読有り筆頭著者
Within-tree variations in shoot differentiation patterns of 10 tall tree species in a Japanese cool-temperate forest

Takanobu Yagi

CANADIAN JOURNAL OF BOTANY-REVUE CANADIENNE DE BOTANIQUE 82(2) 228-243 2004年2月査読有り筆頭著者
Morphology and biomass allocation of current-year shoots of ten tall tree species in cool temperate Japan

Takanobu Yagi

JOURNAL OF PLANT RESEARCH 113(1110) 171-183 2000年6月査読有り筆頭著者
広葉樹種におけるモジュールの機能分化［総説］

八木貴信

日本生態学会誌 50(3) 235-250 2000年査読有り筆頭著者
Patterns in size-related variations in current-year shoot structure in eight deciduous tree species

Takanobu Yagi, Kihachiro Kikuzawa

JOURNAL OF PLANT RESEARCH 112(1107) 343-352 1999年9月査読有り筆頭著者

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主要な書籍等出版物

日本樹木誌２

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:ウワミズザクラ)

日本林業調査会（東京） 2023年8月 (ISBN: 9784889652741)
「低コストモデル実証団地」～次世代造林プロジェクト～成果集

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:ツリーシェルターと中苗、下刈りとの組合せ効果試験)

九州森林管理局（熊本） 2022年3月
「低コストモデル実証団地」～次世代造林プロジェクト～成果集

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:郷土樹種の天然更新活用による人工林皆伐地の森林再生試験)

九州森林管理局（熊本） 2022年3月
「低コストモデル実証団地」～次世代造林プロジェクト～成果集

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:下刈り省力化方法の違いが植栽木、競合植生、下刈り工程に及ぼす影響の比較試験)

九州森林管理局（熊本） 2022年3月
広葉樹の利用と森林再生を考える－中山間地での広葉樹林の取り扱いについて－

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:普段使いの生物多様性の中での広葉樹林再生)

森林総合研究所関西支所 2018年1月
冬芽と環境－成長の多様な設計図－

八木貴信 (担当:分担執筆, 範囲:いろいろな冬芽の使い分け―芽構造の個体内変異とシュート伸長の可塑性―)

北隆館（東京） 2014年12月 (ISBN: 9784832607606)

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主要なMISC

低コスト再造林方法への新たな試み

八木貴信

九州の森と林業 126 1-3 2018年12月筆頭著者
九州の樹木シリーズ(6) クロキ

八木貴信

九州の森と林業 119 4 2017年3月筆頭著者
スギコンテナ苗の樹形と育苗方法

八木貴信

岩手の林業 (693) 6-7 2015年8月筆頭著者
風が吹けば桶屋が儲かるような木と木の関係

八木貴信

岩手の林業 (652) 4-5 2012年3月筆頭著者
木の形から読み解くブナ稚樹の“知恵”－－成長にあわせて生き方を変える－－

八木貴信

林業いばらき (633) 9 2010年筆頭著者
ノッポの木・ズングリの木――高く伸びる生き方，横に広がる生き方

八木貴信

Forest Winds 28 1-2 2007年筆頭著者
小枝たちの間の役割分担－枝葉末端から見た雑木の適応戦略－

八木貴信

森林総研東北支所研究情報 5 1-4 2005年筆頭著者

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受賞

2001年

Journal of Plant Research 論文賞 (2001)

講演・口頭発表等

植栽時の苗サイズとツリーシェルターの施工がスギ植栽木の成長に及ぼす影響

八木貴信

第130回日本森林学会大会 2019年3月
育苗期間と育苗密度の異なるスギ挿し木コンテナ苗の活着と植栽後3年間の成長

八木貴信, 重永英年, 山川博美, 野宮治人, 荒木眞岳

第129回日本森林学会大会 2018年3月
下刈り実施・省略下でカラマツ稚樹が示す樹形アロメトリーの経年変化

八木貴信, 野口麻穂子, 齋藤武史, 八木橋勉, 成松眞樹, 松尾亨, 小西光次

第128回日本森林学会大会 2017年3月
ギャップ下に更新したウダイカンバ稚樹の3年間の樹形成長

八木貴信

第64回日本生態学会大会 2017年3月
下刈り省略下でスギ稚樹が示す樹形アロメトリーの経年変化

八木貴信, 野口麻穂子, 齋藤武史, 八木橋勉, 成松眞樹, 松尾亨

第126回日本森林学会大会 2015年3月
人工林冠ギャップ下におけるウダイカンバ稚樹の樹形アロメトリー

八木貴信

第62回日本生態学会大会 2015年3月
周囲植生の有無に対するスギ・カラマツ稚樹の樹形的反応

八木貴信, 野口麻穂子, 齋藤武史, 八木橋勉, 成松眞樹, 松尾亨

第61回日本生態学会大会 2014年3月
スギ・カラマツ若齢造林地でのコンテナ苗個体，普通苗個体，天然更新広葉樹の樹形比較

八木貴信, 齋藤武史, 八木橋勉, 松尾亨

第60回日本生態学会大会 2013年3月
ブナの個葉形態の変異とその窒素・炭素含量との関係

八木貴信

第59回日本生態学会大会 2012年3月
植物の相互作用からみた森林施業

八木貴信

第54回日本生態学会東北地区会，シンポジウム「持続可能な森林管理・林業経営に森林生態学はどう貢献できるのか」 2009年
択伐地ギャップのササ植生におけるブナ稚樹の１次枝形態変異

八木貴信

第55回日本生態学会大会 2008年3月
択伐後のササ植生に生育するブナ稚樹の樹冠非対称性

八木貴信

第54回日本生態学会大会 2007年3月
天然更新施業地のササ植生におけるブナ稚樹の樹形変異

八木貴信

第53回日本生態学会大会 2006年3月
冷温帯高木10種の若木にみられた分枝パターンの樹冠内変異

八木貴信

第52回日本生態学会大会 2005年3月
冷温帯高木10種の若木にみられたシュート分化パターンの樹冠内変異

八木貴信

第50回日本生態学会大会 2003年3月
当年枝の機能分化：形態と現存量アロケーションをつないで

八木貴信

第45回日本生態学会大会 1998年3月
高木10種の短枝・長枝の分化パターン－同化・非同化器官のバランスに対する影響－

八木貴信

第44回日本生態学会大会 1997年3月
冷温帯落葉樹種９種における短枝・長枝の分化パターン：短枝・長枝を区別するための新しい方法

八木貴信

第43回日本生態学会大会 1996年3月
冷温帯高木樹種の当年枝の特徴とその樹冠内分布（２）

八木貴信, 武田博清

第41回日本生態学会大会 1994年3月
冷温帯高木樹種の当年枝の特徴とその樹冠内分布（１）

八木貴信, 武田博清

第40回日本生態学会大会 1993年4月

研究分野

経歴

2001年

- 独立行政法人森林総合研究所研究員
2001年

- Researcher, Forestry and Forest Products
2000年

京都大学大学院農学研究科附属演習林研修員
2000年

Research Fellow, Graduate School of Agriculture,
Research Institute
京都大学

学歴

所属学協会

日本森林学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

下層植生が繁茂する強度間伐地での正の植物間相互作用を介した広葉樹更新メカニズム

日本学術振興会科学研究費補助金（基盤研究C） 2014年4月 - 2017年3月

八木貴信
Crown development of Japanese beech saplings in relation to understorey dwarf bamboo

Ordinary Research 2002年 - 2010年
Crown development of cool-temperate broad-leaved tree species

Ordinary Research 2002年 - 2010年