基本情報

所属
茨城大学 理工学研究科(工学野)物質科学工学領域 教授
(兼任) 工学部マテリアル工学科長
(兼任) Department of Materials Science & Engineering
学位
Doctor of Eng.(Tohoku University)
工学博士(東北大学)

研究者番号
70168946
J-GLOBAL ID
200901034406171876

(教員からのメッセージ) 主に伝熱物性に関する研究を行っている。 (1)複合材料の熱物性の推算に関する研究 レーザフラッシュ法により複合材料や多相系物質の熱伝導率を測定、推算手法の開発を試みてきた。 (2)局所熱物性に関する研究 複合材料の熱伝導率を組織形態から推算する際には各相の熱物性値が必要となる。2つの相の界面の物性値がバルクの値と異なる場合もある。そこで複合材料の局所的な熱伝導率をサーモリフレクタンス法により測定する方法を産業技術総合研究所計測標準研究部門、株式会社ベテルとの共同研究により開発した。 (3)薄膜、皮膜の熱伝導率に関する研究 工業的な重要性が指摘されながら測定が困難であった薄膜および皮膜の熱伝導率の計測手法の開発を行った。最初に、測定方法やデータの解析方法を工夫したレーザフラッシュ法により金属薄板やグラファイトフィルムなどの各種材料の測定を行った。薄い膜を測定するためには、レーザフラッシュ法よりも、金属の反射率の温度変化を反射光の強度変化としてロックインアンプより検出するサーモリフレクタンス法による計測が有効であることに着目し、繰り返しレーザ加熱とサーモリフレクタンス法を組み合わせた方法により金属薄膜の熱拡散率の測定を試行した。 (4)セラミックスおよび高温材料の熱伝導率に関する研究 レーザフラッシュ法により、磁石材料であるMn-Znフェライトの粒界高電気抵抗相形成と熱伝導率の関係を論じた。また耐火煉瓦の熱拡散率測定、アルミナなどの透光性セラミックス、セラミックスの熱拡散率の測定標準材料の候補材料であるパイロセラムについて系統的な熱拡散率測定を実施した。 (5)高温珪酸塩融体の熱伝導率に関する研究 電子用ガラス基板、溶融ガラスの熱伝導率、製錬プロセスで重要な役割をはたす一連の珪酸塩融体の熱伝導率を測定した。 (6)金属ガラスおよびその融体の熱伝導に関する研究 一般に高温における溶融金属の熱移動測定は熱放射や容器壁への熱の散逸の影響のため測定が困難である。そこで簡便な測定セルと新たな熱拡散率の導出手法を用いた金属融体用のレーザフラッシュ熱拡散率測定システムを開発し、種々の金属融体やPd基およびZr基金属ガラス融体の系統的な測定に成功した。これらの結果を基に、X線回折の結果と熱伝導率の値を比較することによって、液体中のクラスターの形成と熱伝導率の関連性を論じた。

学歴

  1

委員歴

  6

論文

  50

MISC

  6

講演・口頭発表等

  104

産業財産権

  1