2010年4月 - 2015年3月
質感認知の環境依存性および学習依存性
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
(1) 真珠品質の評定能力を熟練者と非熟練者で比較した結果、非熟練者の安定性も十分に高いが、熟練者よりは低いことがわかった。また、非熟練者の半分は熟練者と逆方向の評価をした。このことは、真珠質感を品質(価値観)と結びつける過程は学習で獲得されることを示唆する。
(2) 材質識別に質感特徴がどのように関わるか調べた結果、早い時間帯では光沢感や模様の強弱など視覚的な質感特徴の寄与が、遅い時間帯では、ざらざら感や重さなど、非視覚的な質感特徴の寄与が大きいことがわかった。
(3) 半透明感の判断は物体全体ではなく特定の領域が寄与すること、能動的視点運動が光沢感を上昇させることがわかった。
(2) 材質識別に質感特徴がどのように関わるか調べた結果、早い時間帯では光沢感や模様の強弱など視覚的な質感特徴の寄与が、遅い時間帯では、ざらざら感や重さなど、非視覚的な質感特徴の寄与が大きいことがわかった。
(3) 半透明感の判断は物体全体ではなく特定の領域が寄与すること、能動的視点運動が光沢感を上昇させることがわかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 22135005