論文

査読有り
2019年

HFレーダーによる観測津波流速のデータ同化に関する基礎検討

土木学会論文集B2(海岸工学)
  • 入江 政安
  • ,
  • 日下部 包
  • ,
  • 山西 悟史
  • ,
  • 日向 博文

75
2
開始ページ
I_1315
終了ページ
I_1320
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/kaigan.75.I_1315
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

<p> 南海・東南海地震が発生した場合の,直後の数日間の漂流物予測にHFレーダーで観測される津波流速を活用することを目的として,流速データの適切な同化方法の基礎的検討を行った.流動モデルには準3次元流動モデルのROMS(Regional Ocean Modeling System)を使用した.観測流速に含まれる風,潮汐,河川流入に起因する流れを分離し,津波成分のみを同化するために,離散ウェーブレット変換を用いて疑似観測データから高周波成分を抽出し,ナッジングによって同化計算を行った.高周波成分をそのまま同化する場合,成分の強度に応じて同化強度を変化させた場合,ソースとして追加する場合について比較した結果,高周波成分をソースとして追加した場合で,津波第一波の到達,津波収束後の良好な同化計算結果が得られた.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/kaigan.75.I_1315
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007730076
ID情報
  • DOI : 10.2208/kaigan.75.I_1315
  • ISSN : 1884-2399
  • CiNii Articles ID : 130007730076

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