論文

査読有り
2018年6月

凍死の診断における血中および尿中のアセトン検出の有用性

Journal of Nara Medical Association
  • 井上 愛理
  • ,
  • 田村 修平
  • ,
  • 古橋 侑輔
  • ,
  • 工藤 利彩
  • ,
  • 勇井 克也
  • ,
  • 粕田 承吾
  • ,
  • 羽竹 勝彦

69
1・2・3
開始ページ
1
終了ページ
8
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
奈良医学会

6年間に法医解剖に付された1070例を対象とし、血液および尿の両方からアセトンを検出した240例について死因との関連性について検討した。446例が血液および尿の両方あるいは一方からアセトンを検出し、アセトンのピークの高さから血中あるいは尿中アセトン濃度が0.15mg/mlを超えると予想された22例について、血中および尿中アセトン濃度を測定した。アセトンが検出された割合が特に高かった死因は、凍死47例中36例、肺炎19例中11例、肝硬変や肝炎などの肝疾患18例中8例、飢餓死21例中8例、硬膜外血腫、硬膜下血腫、脳内出血などの頭蓋内疾患36例中13例であった。死後50日までの死後経過時間と血中および尿中アセトン濃度の間には相関が見られなかった。血中と尿中アセトン濃度を比較すると尿中で有意に高値を示した。死因が凍死であった例は47例で、血液および尿の両方が採取できた例は46例であった。46例中、36例は血液と尿のいずれからもアセトンを検出した。血液および尿からアセトンが検出した凍死36例中27例の胃粘膜にWischnewski出血斑を認めた。

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