論文

査読有り
2015年11月

死因にスルピリドが関与したと考えられた3剖検例

法医学の実際と研究
  • 粕田 承吾
  • ,
  • 工藤 利彩
  • ,
  • 勇井 克也
  • ,
  • 玉置 盛浩
  • ,
  • 中西 真理
  • ,
  • 石谷 昭子
  • ,
  • 羽竹 勝彦

58
開始ページ
149
終了ページ
154
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
法医学談話会

スルピリドによる死亡例の報告は極めて少ないが、著者等は1年間という短期間内にスルピリドが死亡に関与したと考えられる事例を3例経験したので、各例の概要を報告した。事例1は統合失調症・鬱病の診断でスルピリドとエスシタロプラムを処方されていた40代男性、自宅のベッド上で死亡しているのを発見され、血中から高濃度のスルピリド(20785μg/ml)が検出された。事例2は鬱傾向に対してスルピリドを処方されたことのある80代女性、自宅浴槽内で死亡しているのを発見された。血中スルピリド濃度は4443μg/mlで、溺死肺の所見を認めた。事例3は20代女性、インターネットで知り合った男性とともに乗用車内で多量の薬物を服用し自殺を図った。血中スルピリド濃度は6938μg/mlで、他にも中毒域の薬物が複数検出された。

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