論文

2009年6月1日

加工用AFMカンチレバーによるLSI多重層の単一層除去加工

砥粒加工学会誌 = Journal of the Japan Society of Grinding Engineers
  • 小森 圭悟
  • ,
  • 森田 昇
  • ,
  • 高野 登
  • ,
  • 山田 茂
  • ,
  • 大山 達雄

53
6
開始ページ
385
終了ページ
387
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11420/jsat.53.385
出版者・発行元
砥粒加工学会

本研究では,AFM機構に加工用カンチレバーを用い,LSI多重層の薄層除去特性について検討を行った.剛性の異なる加工用カンチレバーを用いて,LSI表面から除去加工を行い,加工条件を変化させた時の除去深さ,ダイヤモンド切れ刃の摩耗,加工面形状の観察を行った.その結果.低剛性の加工用カンチレバーでは,切れ刃の摩耗が生じるとともに,目的とする深さや良好な表面性状を得ることができなかった.一方,高剛性の加工用カンチレバーを使用すると,工具摩耗は大きいが,最大で3.0μm以上の加工深さを得ることができた.また,負荷荷重を適度に調節することで各配線層を表出し,観察することが可能となった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11420/jsat.53.385
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10024777848
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10192823
ID情報
  • DOI : 10.11420/jsat.53.385
  • ISSN : 0914-2703
  • CiNii Articles ID : 10024777848
  • CiNii Books ID : AN10192823

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