杉山 三郎

1952 年静岡県藤枝市生まれ。1978-1987年 メキシコ国立人類学歴史学研究所にて考古学調査に従事。1987-1995年 アメリカ合衆国ブランダイス大学とアリゾナ州立大学にて博士課程修了。1995年、アリゾナ州立大学博士号（人類学）修得。その後アリゾナ州立大学研究員、ハーバード大学客員研究員など歴任。1999 年より愛知県立大学助教授、教授を経て、2009-2018年3月 同大学大学院・国際文化研究科特任教授。2018年4月より現在まで、同大学名誉教授。2013－現在 アリゾナ州立大学研究教授（ハーフタイム）。専門はメキシコ・中米のメソアメリカ考古学・人類学。メキシコ、ゲレーロ州の遺跡群、マヤ文明パレンケ、ベカン、シュプヒル遺跡、メキシコ中央高原カカシュトラ遺跡、チョルーラ大ピラミッド、アステカ王国の大神殿遺跡などで調査、生涯の主課題として古代都市テオティワカン研究を44年間継続中。日本学術振興会、アメリカ合衆国国立科学基金（NSF）、ナショナルジオグラフィック協会基金等で、テオティワカン「羽毛の蛇神殿」「月のピラミッド」「太陽のピラミッド」調査を実施、現在「石彫の広場」を共同団長として発掘調査中。100本以上の学術論文や単著本、共同執筆本、編集本を出版。多くの国際会議を主催、日本、また海外の主要都市にてテオティワカン関係の展示監修。欧米・日本のメキシコ古代文明ドキュメンタリーに多数出演。メキシコ国立歴史科学審議会より1992年最優秀論文賞授与。日本政府の外務大臣表彰（2012）、中華人民共和国社会科学院より世界考古学優秀業績表彰（2013）、ハーバード大学H.B.ニコルソン・メソアメリカ研究優秀賞(2016)、瑞宝小綬章(2023)を授与。メキシコ政府のメキシコ歴史アカデミー会員の称号授与(2024)。