2017年7月
ニボルマブ治療中にニューモシスチス肺炎を発症した肺多形癌の1例
日本呼吸器学会誌
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- 巻
- 6
- 号
- 4
- 開始ページ
- 283
- 終了ページ
- 286
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本呼吸器学会
症例は40歳、男性。右肺上葉原発の肺多形癌で、縦隔リンパ節転移、腹腔内転移を認めていた。化学療法を行われるも無効であり、4次治療としてニボルマブが投与された。ニボルマブにより胸部病変は縮小したが、経過中にニューモシスチス肺炎を発症した。肺多形癌に対するニボルマブは有用な可能性があるが、ニューモシスチス肺炎をはじめとした日和見感染症の顕性化も念頭に置いて治療する必要があると考えられた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2186-5876
- eISSN : 2186-5884
- 医中誌Web ID : 2018081202