共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

癌細胞と癌関連線維芽細胞の両方に殺細胞効果を示すウイルス療法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
15K15183
体系的課題番号
JP15K15183
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

癌関連線維芽細胞(Cancer-associated fibroblasts; CAF)は、癌の増殖・生存・悪性化に関与することから、癌治療における重要な標的である。本研究では、腫瘍溶解性ウイルスであるレオウイルスが、CAFに対し殺細胞効果を示すか検討した。マウス皮下腫瘍より単離したCAFの生存率は、レオウイルス作用後、50-60%まで減少したことから、レオウイルスはマウスCAFに対し殺細胞効果を有することが明らかとなった。一方で、レオウイルスは通常の線維芽細胞に対しては殺細胞効果を示さなかった。さらに、担癌マウスにレオウイルスを静脈内投与したところ、アポトーシスを起こしたCAFが検出された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K15183/15K15183seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K15183
ID情報
  • 課題番号 : 15K15183
  • 体系的課題番号 : JP15K15183