2021年3月22日
特別支援学校における自立活動を重視した遠隔授業のあり方―病弱児へのコロナ禍での実践を通して―
岡山大学教師教育開発センター紀要
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- 巻
- 11
- 号
- 11
- 開始ページ
- 89
- 終了ページ
- 99
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/CTED/61567
- 出版者・発行元
- 岡山大学教師教育開発センター
病弱児に対して取り組んできた本遠隔授業実践を振り返ると,コロナ禍による課題の変化がうかがえた。すなわち,遠隔授業における課題は,「普及」から「授業内容の充実」へと変化し,さらに病弱児が継続した学習ができるような「自立した学びを支援する」ことが新たな課題となっていることがわかった。遠隔学習において学習者に対する自立した学びの支援は,特別支援教育における自立活動を促すことにつながることも示唆された。そのため,病弱児の遠隔授業においては,自立活動を重視した支援を行うことが重要といえる。具体的には,子どもと教師が一緒に遠隔学習の計画を立てたり,子ども自身が学習進度の自己評価を行ったりするなど,子どもが主体的に自身の学習をマネジメントすることが肝要である。また,病弱児の学びの環境を整備するためにも,特別支援教育コーディネーターと協働しながら関係機関と連携をとっていく必要がある。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/CTED/61567
- ISSN : 2186-1323
- CiNii Articles ID : 120006999353
- CiNii Research ID : 1390009224779431296