藤田雅也 (Masaya Fujita) - マイポータル

基本情報

所属: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構本部事業開発部地域連携課

学位: 博士（農学）(京都大学)

J-GLOBAL ID: 200901057997688694
researchmap会員ID: 5000013051

外部リンク: https://www.naro.go.jp

これまで麦類の品種開発、育種研究に取り組み、小麦では「チクゴイズミ」「イワイノダイチ」「ミナミノカオリ」「タマイズミR」「さちかおり」「はる風ふわり」、大麦では「ダイシモチ」「キラリモチ」「ハルヒメボシ」「はるか二条」など、あわせて40品種ほどの開発に携わりました。また、気候温暖化に適応した秋播型早生品種などコムギの出穂特性に関する研究をはじめ、「日本のコムギコアコレクション」の作成等、新品種育成につながる研究を行っています。　

研究キーワード

研究分野

環境・農学 / 遺伝育種科学 / 小麦・大麦育種

経歴

2021年4月 - 現在

農研機構本部事業開発部地域連携課
2016年4月 - 2021年3月

農研機構次世代作物開発研究センター麦研究領域小麦・大麦育種ユニット長

受賞

2020年

NARO RESEARCH PRIZE 2020特別賞, もち性大麦品種群の育成による全国展開, 農業・食品産業技術総合研究機構

もち性大麦品種育成グループ( 次世代作物開発研究センター麦研究領域中央農業研究センター作物開発研究領域西日本農業研究センター畑作園芸研究領域九州沖縄農業研究センター水田作研究領域 )
2015年

論文賞, Molecular and genealogical analysis of grain dormancy in Japanese wheat varieties, with specific focus on MOTHER OF FT AND TFL1 on chromosome 3A, 日本育種学会

蝶野真喜子, 松中仁, 関昌子, 藤田雅也, 乙部千雅子, 小田俊介, 小島久代, 中村信吾
2002年

日本育種学会賞, 低アミロース系統「関東107号」の開発と高製めん適性小麦品種の育成

低アミロース小麦品種育種グループ
1998年

日本育種学会賞, 「イチバンボシ」及び多用途向け裸麦品種の育成

裸麦育種グループ

主要な論文

Evolution of wheat blast resistance gene Rmg8 accompanied by differentiation of variants recognizing the powdery mildew fungus.

Soichiro Asuke, Kohei Morita, Motoki Shimizu, Fumitaka Abe, Ryohei Terauchi, Chika Nago, Yoshino Takahashi, Mai Shibata, Motohiro Yoshioka, Mizuki Iwakawa …

Nature plants 2024年6月19日査読有り
Breeding of a near-isogenic wheat line resistant to wheat blast at both seedling and heading stages through incorporation of Rmg8.

Motohiro Yoshioka, Mai Shibata, Kohei Morita, M Thoihidul Islam, Masaya Fujita, Koichi Hatta, Makoto Tougou, Yukio Tosa, Soichiro Asuke

Phytopathology 2024年5月22日査読有り
硬質もち性コムギ新品種「モチハルカ」の育成

藤郷誠, 乙部千雅子, 八田浩一, 藤田雅也, 小島久代, 髙山敏之, 関昌子, 松中仁, 中村俊樹, 齊藤美香 …

育種学研究 26(1) 39-46 2024年査読有り
コムギ品種「ゆめちから」における高活性型ポリフェノール酸化酵素とコムギ縞萎縮病抵抗性遺伝子間の強連鎖の解消と新規抵抗性母本の形質評価

小林史典, 小島久代, 石川吾郎, 乙部千雅子, 藤田雅也, 中村俊樹

育種学研究 22(1) 1-10 2020年査読有り
「日本のコムギコアコレクション」の作成と評価

小島久代, 藤田雅也, 松中仁, 関昌子, 蝶野真喜子, 乙部(桐淵, 千雅子, 高山敏之, 小田俊介

農研機構研究報告次世代作物開発研究センター 1(1) 1-13 2017年7月査読有り
Loss-of-Function Mutations in Three Homoeologous PHYTOCLOCK 1 Genes in Common Wheat Are Associated with the Extra-Early Flowering Phenotype

Nobuyuki Mizuno, Mika Kinoshita, Saki Kinoshita, Hidetaka Nishida, Masaya Fujita, Kenji Kato, Koji Murai, Shuhei Nasuda

PLoS One 11(10) e0165618 2016年10月査読有り
Molecular and genealogical analysis of grain dormancy in Japanese wheat varieties, with specific focus on MOTHER OF FT AND TFL1 on chromosome 3A.

Makiko Chono, Hitoshi Matsunaka, Masako Seki, Masaya Fujita, Chikako Kiribuchi-Otobe, Shunsuke Oda, Hisayo Kojima, Shingo Nakamura

Breeding science 65(1) 103-9 2015年3月査読有り
北海道コムギ品種「きたほなみ」を遺伝資源とした暖地コムギへの高製粉性の導入

藤田雅也, 八田浩一, 一ノ瀬靖則, 小田俊介, 久保堅司, 松中仁

育種学研究 = Breeding research 12(4) 140-143 2010年12月1日査読有り筆頭著者

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主要なMISC

生物材料インデックスいままでにない国産小麦を目指して

藤田雅也

生物工学会誌 96(12) 724‐726 2018年12月25日
気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト第2編地球温暖化が農業分野に与える影響評価と適応技術の開発第2章土地利用型作物における影響評価と適応技術の解明 9 温暖化に対応した畑作安定生産技術の開発(1)温暖化に対応した小麦系統の特性解明と安定栽培技術の開発

松山宏美, 関昌子, 藤田雅也, 乙部千雅子, 高山敏之, 小島久代

農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果 (557) 187‐192 2016年3月31日
穂発芽に強く製粉性が優れる長崎ちゃんぽん用硬質小麦新品種「長崎W2号」

土谷大輔, 藤田雅也, 河田尚之, 八田浩一, 久保堅司, 松中仁, 小田俊介, 波多野哲也, 関昌子, 田谷省三 …

九州沖縄農業試験研究の成果情報(Web) 2014 WEB ONLY 2014年
閉花性で赤かび病抵抗性に優れる「小麦中間母本農9号」

久保堅司, 河田尚之, 藤田雅也, 八田浩一, 松中仁, 小田俊介, 波多野哲也, 関昌子, 吉岡藤治, 乙部千雅子 …

九州沖縄農業研究成果情報 (26) 21-22 2011年9月15日

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書籍等出版物

Seed Dormancy (Methods and Protocols)

Naoto Kawakami, Kazuhiro Sato (担当:分担執筆, 範囲:Chapter 16. Evaluation Methods for Preharvest Sprouting Resistance in Japanese Wheat Breeding Programs)

Humana Press 2024年7月 (ISBN: 9781071639641)
麦の高品質多収技術品種・加工適性と栽培

渡邊好昭, 藤田雅也, 柳沢貴司ほか

農山漁村文化協会 2013年9月30日 (ISBN: 454013101X)
品種改良の日本史―作物と日本人の歴史物語

鵜飼保雄, 大澤良

悠書館 2013年4月 (ISBN: 4903487717)
稲、麦、大豆の研究開発 (農林水産・研究開発シリーズ)

安東郁男, 長坂善禎, 羽鹿牧太, 藤田雅也, 片寄裕一 (担当:共著)

草土文化 2007年5月 (ISBN: 4794509626)
『発酵と醸造Ⅳ』

(担当:分担執筆, 範囲:2-2-3.コムギ)

光琳 2006年2月 (ISBN: 4771200343)
『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典２』

(担当:共訳, 範囲:10.コムギ)

朝倉書店 2005年11月 (ISBN: 4254435312)