基本情報

所属
中央大学 名誉教授
学位
Ph. D.(1975年3月 オハイオ州立大学)

J-GLOBAL ID
200901076416217810
researchmap会員ID
5000013413

   オハイオ州立大学でPh. D (博士) を取得 (1975年)。1975年より(株) 日本電気 (NEC) 中央研究所にて主任、課長、部長として半導体集積回路 (LSI) とこれを応用したシステムの研究・開発に従事、1992年より中央大学理工学部及び大学院教授の教授として上記分野の研究・開発・教育に従事、2014年より中央大学名誉教授として同分野の研究・開発を継続している。
 動画像通信を中心とするマルチメディア時代に備え、その中核となる半導体LSI・システム技術および高速に動画像を符号化するアルゴリズムの研究・開発に取り組み、数々の先駆的な業績を挙げた。音声のみを送受する固定電話に代わり、動画像も送受できる携帯電話を実現するため、動画像を実時間で符号化・復号する動画像符号化プロセッサ (Video Signal Processor; VSP) を世界に先駆けて開発し、その実用化に成功した (1987年)。開発にあたり、様々な規格や方式に対応するプログラム制御方式、新たな超高速・多機能符号化回路、等を開発した。その後、動画像符号化の基本特許で、業界標準技術として広く定着している並列・パイプライン符号化方式、ベクトル演算符号化方式、超高速間引き動きベクトル検出方式、等を開発し、これらを搭載した高性能VSPを実用化した。上記先駆的技術は今日のオンライン会議、オンライン授業などで必須なスマートフォン、パソコン、4K・8Kテレビ放送を始めとするディジタル動画像通信機器やオンライン技術に必須のVSPを構築するための基盤技術となっている。
 データ検索機能を持つ宛先照合プロセッサや単語検索プロセッサも実現した。前者はビル内LANシステムを実用化し、後者は電子辞書や翻訳器の商品化に道を開いた。LSIの低電力化・小型化にも注力した。新たに開発した低電力CMOSベクトル演算プロセッサを搭載することにより、空冷式スーパーコンピュータが世界で初めて製品化された。2個のトランジスタで構成される超小型オンチップCMOS電源回路の発明は低電圧動作・低リーク電流SRAMやFlip Flopを実現した。チップの表面と裏面を継なぐ垂直配線形成技術の発明により、世界初の積層型三次元LSIを実現した。現在本技術は非接触ICカード乗車券、等に広く利用されている。上記成果は半導体LSI・システム技術の発展と新たな市場の創出に多大な貢献を果たした。
 大容量機能メモリの研究によりIEEE (米国電気電子学会) Journal of Solid-State Circuitsの最優秀論文賞 (Best Paper Award) (1992年)、動画像符号化プロセッサの開発と実用化により1995年度電子情報通信学会の業績賞 (1996年)、低消費電力平方根プロセッサの研究によりIEEE ASP-DAC Best Design Award (2006年)、「画像LSIシステム設計技術」の著作により第21回電気通信普及財団のテレコムシステム技術賞 (2006年)、低電圧SRAMメモリの開発により2023年度電子情報通信学会の論文賞 (2024年)、半導体集積回路(LSI)の研究・開発・教育への貢献により2024年度電子情報通信学会の功績賞 (2025年)、等を受賞すると共に、IEEE Fellow (IEEEフェロー) (1998年)、IEEE Life Fellow (IEEE生涯フェロー) (2012年)、電子情報通信学会 フェロー (2001年)、電子情報通信学会 名誉員 (2025年) に選出された。


経歴

  22

委員歴

  63

受賞

  49

論文

  119

MISC

  14

書籍等出版物

  10

講演・口頭発表等

  298

担当経験のある科目(授業)

  9

所属学協会

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  24

産業財産権

  106

学術貢献活動

  8

社会貢献活動

  8

メディア報道

  15