共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2019年3月

生活行動習慣と糖化・酸化ストレスの相互作用が主体価値の形成と改編に与える影響

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
17H05930
体系的課題番号
JP17H05930
配分額
(総額)
11,700,000円
(直接経費)
9,000,000円
(間接経費)
2,700,000円

本研究は、「糖化・酸化ストレス」「生活行動習慣」「脳可塑性」の3つの軸から、思春期ステージにおける生活行動習慣と多様な糖化・酸化ストレス指標の動態変化に焦点を絞り、栄養学的調査を含め、「主体的価値形成と改編の駆動因」を探求することを目的とした。特に、①思春期の「精神状態と糖化・酸化プロファイルとの関連」を理解すること、②思春期の「食・生活行動の多様性(生活行動習慣)と糖化・酸化プロファイルとの関連」を理解すること、③思春期の「主体的価値形成・改編の駆動因と糖化・酸化プロファイルとの関連」を理解し、相互の因果を探求することをめざした。
初年度においては、東京ティーンコホートサンプルにおける「精神状態と糖化・酸化プロファイルとの因果」を探るため、皮膚において糖化ストレスを測定する非侵襲的機器(AGEsセンサ)を導入、活用した。第一に、一般成人集団を対象とした検討を実施した結果、皮膚AGEsセンサ値は、多くの被験者で低値を示すものの高値を示す被験者が存在することが明らかとなった。第二に、研究協力を得た思春期被験者でのAGEsセンサ値についても測定を実施した結果、一般成人集団と比較して有意に低値を示すものの、高値を示す被験者も存在した。また、AGEsセンサ値とGHQ28, CAPEでの臨床指標との相関解析を検討した結果、不安や抑うつといった幾つかの精神状態とも相関を認め、AGEsセンサ値の症状マーカーとしての活用が示唆された。現在、被験者数を拡大して縦断的な糖化・酸化ストレス変動、及び、CBCLを用いた精神症状の評価やBDHQを使用した栄養学的調査等を継続しており、今後、思春期における精神状態、生活行動習慣との因果関係を明らかにする計画である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PUBLICLY-17H05930
ID情報
  • 課題番号 : 17H05930
  • 体系的課題番号 : JP17H05930