共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

音楽演奏表情データベースPEDBの拡充とその実践的活用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 片寄 晴弘
  • ,
  • 橋田 光代
  • ,
  • 小川 容子
  • ,
  • 古屋 晋一
  • ,
  • 中村 栄太

課題番号
16H02917
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
17,810,000円
(直接経費)
13,700,000円
(間接経費)
4,110,000円
資金種別
競争的資金

申請者らは200曲超のピアノ演奏名演を分析し、テンポ推移、各音の打鍵時刻や音量を変位データとして記述した音楽演奏表情データベース(PEDB)を構築し、一般公開を進めてきた。PEDBは、演奏分析や演奏の表情付けシステム開発を目的として、国内外約50研究機関で使用されてきたが、近年のデータ処理技術の向上に伴い、その増強に対する期待が高まっている。
本申請研究では、MIDIピアノを利用して数100事例規模のデータ増強をはかる。さらに、コンテスト入賞歴のあるピアニストの協力を得て、フレーズ、頂点音等、演奏の素性となる音楽構造のデータセットを取得し、そのデータベース化を進め、また、音楽教育分野を含めたデータベースの展開利用をはかることを目的とした。
研究期間中、12名のピアニストによる合計443演奏を収録し、あわせて、演奏の素性となるフレーズ構造に関する聞き取りを実施し、電子的に配布可能な音楽演奏表情データベースとして取りまとめた。また、データベース制作状況やそのために開発したツール群、成果について、関連国際会議で合計4度の発表を行うなど、アウトリーチ活動についても積極的に展開した。2019年4月現在、データ公開に向けての諸作業を進めており、同年5月より、正式に、http(s)://crestmuse.jp/pedb2/ から公開予定である。なお、「演奏者から聴取者への意図の伝達」を取り扱った研究テーマが挑戦的研究(萌芽)として採択されており、本研究成果を基盤とした新たな研究も展開されつつある。

リンク情報
書籍等出版物
『美しさと魅力の心理』第II部「日常の中に見る"美しさと魅力"」より「リズムとグルーヴ感」
URL
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16H02917/
ID情報
  • 課題番号 : 16H02917
  • 書籍等出版物の業績ID : 24824267