2015年 - 2018年
どのような温熱刺激が低頻度疲労の軽減に有効か?
文部科学省 科学研究費助成事業(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 15K01619
- 体系的課題番号
- JP15K01619
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 4,810,000円
- (直接経費)
- 3,700,000円
- (間接経費)
- 1,110,000円
- 資金種別
- 競争的資金
低頻度疲労とは,「骨格筋において,低頻度の刺激によって誘起される張力の低下が,長時間継続する現象」を指し,ヒトが日常生活で感じる筋疲労の大部分が低頻度疲労であることが認められている.これまでの研究において我々は,低頻度疲労が生じる原因の1つが,活性酸素種によって,筋タンパクが酸化されるためであることを明らかにした.還元型グルタチオン (GSH) は,細胞内に存在する抗酸化物質であり,活性酸素種からタンパクを防護する役割を担っている.温熱刺激を与えることによって,GSHの量が増加することが報告されており,この知見からは,温熱刺激によって低頻度疲労が軽減されることが推察される.しかしながら,この点について検討した研究はこれまでなされていない. そこで本研究では,低頻度疲労軽減に対して効果的な温熱刺激のあり方について,体系的に検討することを目的とする.
- ID情報
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- 課題番号 : 15K01619
- 体系的課題番号 : JP15K01619