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Invited
Feb, 2002

「処置」との対話 ― 教育劇の可能性 ―

立教大学ドイツ文学科論集 Aspekt
  • 新野 守広

Volume
Number
35
First page
89
Last page
103
Language
Japanese
Publishing type
Research paper (bulletin of university, research institution)
Publisher
立教大学文学部ドイツ文学科

個人と共同体の対立は、19世紀以後、現在にいたる演劇表現の最大のテーマである。ここではマルクス主義の思想的影響を受けるようになった1920年代後半のブレヒトを例に、彼の試みた教育劇の中から『処置』を取り上げて、個人の自由と共同体の掟の対立を逃げ道のないところまで極限化して観客自身にもいずれを取るか問いかけようとした、ブレヒトの演劇思想を概観し、その現在における新たな可能性を考察する。

ID information
  • ISSN : 0387-6861

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