基本情報

所属
藤田医科大学中部国際空港診療所
福井大学医学部 第二内科 客員教授
順天堂大学 医学部 神経学講座 客員教授

J-GLOBAL ID
200901021055428595
researchmap会員ID
5000025259

外部リンク

学歴

  1

主要な論文

  317

MISC

  119

書籍等出版物

  5

講演・口頭発表等

  106

共同研究・競争的資金等の研究課題

  28

産業財産権

  1

学術貢献活動

  2

その他

  1
  • 2019年4月
    これまで、神経疾患患者に抗糖脂質抗体が存在し、それが病態形成に深く関わっている事が知られてきた。特に、ギランバレー症候群患者血清には酸性糖脂質のガングリオシドに対する抗体 (抗ガングリオシド抗体)は大変よく知られてきたが、中性糖脂質に対する抗体(抗中性糖脂質抗体)も脳炎・脳症・脊髄障害・末梢神経障害を呈する患者達に存在し、その病態形成に深く関与している可能性を我々のグループが世界に先駆け発見・報告してきた。この抗体の検出には、Far-Eastern blot法を応用し極めて特異的・高感度に測定できる方法を開発し、病気の診断・予後推定に多数利用してきた。抗体検索に汎用されているELISA法では、抗原試料に含まれる夾雑物との非特異的反応を抑える事は、高度に精製された抗原分子を用いない限り不可能です。我々の方法はこの難問を解決しており、正確な抗体測定が可能となっている。我々のこのシステムは、血清・脳脊髄液などのヒト試料全てで実施可能であり、中枢・末梢での免疫状態を比較検討する事が可能となっている。こうした、システムを有するラボは世界初であり、海外からの検索依頼も多数届いている。 【参考文献】 1.Arch Neurol 62; 1755-1757, 2005 PMID: 16935282 2. FEBS Lett 580; 4991-4995, 2006 3. Neurolgy 82:114-118, 2014 4. Neurol Clin Neurosci 3: 42-43, 2015 DOI:10.1111/ncn3.130 5. Neurol Clin Neurosci 4: 70-72, 2016 DOI 10.1111/ncn3.12037 6. Front Neurol 9: 206, 2018 7. Clin Neurol Neurosurg 172: 90-92, 2018 8. Mol Cell Neurosci 82: 42-48, 2018 doi: 10.1016/j.mcn.2018.03.012. PMID: 29601870 9. Front Neurol 2019; 10: 600. doi: 10.3389/fneur.2019.00600 10. Trends In Glycosci Glycotechnol 2021; 33: E5-E10.