2012年4月 - 2016年3月
教育・学習の文化的・生態学的基盤:リズム,模倣,交換の発達に関する人類学的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
代表者はこれまで,相互行為における応答の力を基礎として,子どもと養育者の双方が責任を文化的に形成する仕組みを明らかにしてきた.本研究の目的は,この研究に立脚して子どもの教育・学習が成立する基盤を再考することである.そこで日本を含むアジア・アフリカ諸国において,(1)リズム,(2)模倣,(3)交換に関する養育者-子ども(胎児~4歳)間相互行為の発達についての実証的データを収集・分析し,教育・学習の様式を基礎づける文化的・生態学的な構造を明らかにした.具体的には,国内外で計30回のデータセッション,計16回の「教育・学習の人類学セミナー」を主催した.また,調査参加者向けの報告書を毎年度作成した.
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- 課題番号 : 24242035
- 体系的課題番号 : JP24242035