2019年7月7日
観光経験と意味の再創造―意志行為の現象学の観点から
観光学術学会第8回大会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 観光学術学会
- 開催地
- 大分県別府市
観光経験に関する質的研究において、現象学的方法を用いて分析する研究が増加してきている。しかし、そうした論文において必ずしも現象学がどのような方法であるかを明確に定義しているものはほとんど見当たらない。そうした状況に対する批判も散見されるようになってきている。本発表では、フッサールの現象学にもとづき、観光経験の分析を行うことを目的としている。そしてフッサールが意志行為の現象学の分析の一つの例として「パリへ旅をする」という経験を取り上げて分析しているので、その分析を下敷きにしつつ、観光経験の現象学的分析を行った。