論文

査読有り
2017年4月30日

口承文芸研究はなぜ「疑似的な声」と向き合えないのか

『國學院雑誌』
  • 飯倉 義之

118巻4号
出版者・発行元
國學院大學

口承文芸研究が昔話の話型研究を中心に発展してきたが、1990年代に話型研究偏重の反省から現代のハナシの生まれる場を問う〈口承〉研究が生まれたものの、その問いは秘録は共有されなかったという学問史の整理を踏まえて、口承文芸研究が現代のwebやSNSなどの「疑似的な声」から生まれるハナシに十分に向き合えていないこと、そのための理論と方法論の必要性などを説いた。

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