2007年
Effects of Feeding and Temperature on Survival and Growth of Larval Black Rockfish Sebastes schlegeli in Rearing Conditions
水産増殖
- ,
- ,
- 巻
- 55
- 号
- 4
- 開始ページ
- 619
- 終了ページ
- 627
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11233/aquaculturesci1953.55.619
- 出版者・発行元
- 日本水産増殖学会
飼育実験により, クロソイ (Sebastes schlegeli) 仔魚の生残と成長に対する水温と給餌条件の影響を調べた。摂餌開始期からアルテミア幼生のみを給餌した群とシオミズツボワムシからアルテミアに切り替えた群では, 生残, 成長に差は認められなかった。水研センター宮古栽培漁業センターの従来の給餌量を1としたとき, 20日齢では成長に (1.5) = (1.0) > (0.5) > (0.1) の差がみられた。また, 10℃, 14℃, 18℃, 22℃, 24℃の水温条件下では, 40日齢までの生残率は14℃~22℃において10℃, 24℃区よりも有意に高く, 成長率は高水温ほど高い傾向が認められた。また, 14℃~18℃の水温日周期を与えた飼育区では, 生残率, 成長率ともに14℃飼育区と18℃飼育区の間に位置し, 日周変化の効果は認められなかった。仔魚期の平均飼育水温との関係から, 生残と成長に最適な水温は, それぞれ15.9℃, 21.0℃であった。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.11233/aquaculturesci1953.55.619
- ISSN : 0371-4217
- CiNii Articles ID : 130003866001