2011年4月 - 2014年3月
分子カプセルを利用した3次元規則性超分子構造体の作成と機能開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
両親媒性環状化合物を合成し、凝集状態に及ぼす分子構造の影響と環状化合物を用いた分子カプセルの形成および分子カプセルの3次元配列制御について検討した。両親媒性カリックスアレーンの場合、アルキル鎖長によって凝集状態が変化することおよび分子カプセルの形成には最適のアルキル鎖長があることを解明した。さらに、液晶性シクロデキストリン (LCCD)を合成し、液晶性を利用して分子カプセルを規則的に配列させる方法を検討した。βLCCDがスメクチック液晶構造をとり、環状骨格を層状に規則的に配列させることが可能となった。これは、分子カプセルの規則的な3次元配列を可能とする分子集積技術へと応用される。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23350051
- 体系的課題番号 : JP23350051