共同研究・競争的資金等の研究課題

生物生産系有機性廃棄物の可溶化と可燃性ガス(バイオガス)の生産利用


資金種別
競争的資金

日本における生物生産に伴う有機性廃棄物の総量は耕地面積で処分できる量の40倍を超えており、その殆どが公衆安全衛生面から都市部では焼却後に埋め立てや路盤材等として活用されているが、地方部においては輸送の課題から未解決となり放置される現状が有る。一方、搾乳牛によるフリーストール等の固液分離をしない形式でのバイオガス発電は欧州が先行して、下水ではUASB方式が先行し実機が稼働している。しかしながら固液分離をしている状態を希釈してバイオガスを得る事や野菜や魚滓等エネルギー価の低い材料を投入して可燃性ガスを得よう等とし失敗する例が後を絶たない。そのため、ソフトエネルギー市場は20?30年周期のブームと衰退を引き起こしてきている。静脈産業における廃棄物の処理はシンプルで有る事が必須であるが、実機の200分の1モデルを4世代目として開発を終え設置しており、低温(4基)・高温(4基)・調温(4基)条件下での嫌気発酵における制限化要素の解決を行う事で、低栄養投入物と難分解性部分の可溶化と再ガス化を実機条件下で高効率化を実施し、未分解成分からの可燃性ガスの増加促進法を開発する。