2022年5月30日
『史学科の比較史―歴史学の制度化と近代日本―』
- 担当区分
- 分担執筆
- 担当範囲
- 第十三章 近代国学と国史学―國學院大學の国史学科と国史学会—
- 出版者・発行元
- 勉誠出版
- 総ページ数
- 584頁+18頁
- 担当ページ
- 521-562頁
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 学術書
近代の國學院大學における歴史研究の系譜については、「学部国史学科」の沿革のみならず、〈近代国学最後の砦〉としての皇典講究所・國學院大學の歩み全体を視野に入れ、「建学の精神」(神道と国学)と正統派実証史学たる「東大史学」との接点から検討を加える必要がある。本稿では、主に國學院大學学部国史学科並びに国史学会の成立過程とその展開に焦点を当てて、〈近代国学〉と「国史学」との関係の一端を考察した。