2012年3月
附属中学校の生徒を対象にした教育学部教員による理科の特別授業 —総合的な学習の時間での「体験!琉球大学-大学の先生方による講義を受けてみよう-」のとりくみを例に—
琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要
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- 巻
- 19
- 号
- 19
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 74
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 出版者・発行元
- 琉球大学教育学部
平成22年度に引き続き、平成23年度も琉球大学教育学部附属中学校は「体験!琉球大学 -大学の先生方による講義を受けてみよう-」と題した特別講義を、総合的な学習の時間の一環として全学年の生徒を対象に実施した。「中学校で学んでいることが、将来どのように発展し社会や生活と関わるのか、また大学における研究の深さ、面白さを体験させる」という附属中学校側の意図を踏まえて、筆者らはそれぞれの専門性に裏打ちされた特別講義を3つ提供した。そのうちの2つは自然科学(物理学・生物学)の専門的な内容に関する講義であり、残りの1つは教師教育(理科教育学)に関するものである。今回の3つの実践は、「科学や学問の世界への興味、関心を高める」と「総合キャリア教育」という観点で成果が見られ、特に事後アンケートの結果から参加した生徒達の興味を喚起できたと評価できる。しかし、内容が理解できたかどうかという点では、全員が肯定的な評価をしたものから、評価が二分されたものまで様々であった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1346-6038
- CiNii Articles ID : 120005056202
- CiNii Books ID : AA11543535