2016年4月 - 2019年3月
唾液腺腫瘍組織発生における多様性獲得機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
我々は唾液腺腫瘍組織発生における多様性獲得機構を解析するモデルマウスの作製に取り組んできた。現在、最も遺伝子改変の悪影響がないゲノム部位に腫瘍を引き起こす仕組みを組み込んだ遺伝子を導入したマウスが完成し、交配を進めている所である。ヒト正常唾液腺細胞株を用いた腫瘍原性遺伝子の役割解析では唾液腺細胞の種類(分化)に依存してその役割が異なる可能性が明らかとなった。新たに完成した遺伝子改変マウスが今後唾液腺腫瘍組織発生の研究に大きな役割を果たすことが期待される。
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- 課題番号 : 16K11459
- 体系的課題番号 : JP16K11459