共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

生殖系列サイクルの遺伝的安定性の発生制御メカニズム

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 中馬 新一郎

課題番号
18H02429
配分額
(総額)
17,160,000円
(直接経費)
13,200,000円
(間接経費)
3,960,000円

生物の遺伝情報は常に損傷と修復を繰り返して変化する。多細胞生物では受精を起点に個々の細胞の増殖分化プロセスで遺伝情報は変異を蓄積して癌や老化等の原因になるものと考えられる。しかし各細胞系譜の遺伝的安定性は均一ではなく、特に生殖系列サイクルでは遺伝情報の恒常性が高いものと考えられる 。遺伝的安定性がどの様に発生プログラムと連携して機能調節を受けるのか、また何故生殖系列サイクルの遺伝的安定 性は高いのか、その制御基盤の理解は殆ど進んでいない。
本研究では哺乳類の初期発生過程と生殖系列サイクルの遺伝的安定性 の発生制御メカニズムの解明を目的とし、(1)初期発生過程と生殖系列サイクルの遺伝的安定性の発生制御の全体像、(2)遺伝的 安定性の制御遺伝子群の発現調節機構、(3)遺伝的安定性の人為制御が細胞・個体に与える影響、の解明を目指す。遺伝的安定性 の発生制御は生物学上の重要課題であると共に、その制御技術は幹細胞リソースの応用等に広く重要である。
本年度は、上記(1)の詳細な解析を進めると共に、(2)、(3)について実験系の立ち上げ等の準備を行った。