2003年
光化学系2酸素発生系23-kDaタンパク質の結晶構造解析
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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- 巻
- 44
- 号
- 0
- 開始ページ
- S190
- 終了ページ
- S190
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(国際会議)
- 出版者・発行元
- 日本植物生理学会
近年、ラン藻由来の光化学系2複合体の立体構造解析が進展し、膜表在性タンパク質で構成される酸素発生系に関しても,その立体構造が明らかにされつつある。一方で高等植物、緑藻の光化学系2に特徴的に存在する膜表在性23-kDa, 16-kDaタンパク質 (OEC23, OEC16)に関してはその構造は全く未解明である。我々はこのうち、OEC23の3次元立体構造の同定を目指してその結晶化とX線解析を試みてきた。<br> まず複数の植物に由来するOEC23タンパク質を大腸菌発現系で調製し、結晶化条件のスクリーニングを行った。結晶が生じたものに関してさらに結晶化条件の最適化を行った結果、最高で1.5&Aring;のX線回折能を持つ結晶の調製に成功した。さらに得られた結晶を用いて重原子置換結晶を調製し、大型放射光施設SPring-8において多波長異常分散法 (MAD)による位相決定を行った。今回、それらのデータを用いて、OEC23の立体構造の同定に2.0&Aring;の分解能で成功したので報告する。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0032-0781
- CiNii Articles ID : 130006990032
- identifiers.cinii_nr_id : 9000391933040
- Web of Science ID : WOS:000181914300756