論文

1994年

有機薄膜の構造形成極初期過程に起こっていること

電子情報通信学会技報, 16, 41-46
  • 星野 聡孝
  • ,
  • 磯田 正二
  • ,
  • 倉田 博基
  • ,
  • 小林 隆史

94
開始ページ
41
終了ページ
41
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

グラファイト基板上でエピタキシャル成長した、perylene-3,4,9,10-tetracarboxilicdianhydrideと1,4-dithioketo-3,6-diphenyl-pyrrolo-[3,4-c]-pyrroleの単分子層膜の配向性について走査型トンネル顕微鏡(STM)で調ベた。これらの薄膜のSTM像には共通して1次元周期的変調コントラストが観察され、基板グラファイトの影響で生じたある種のモワレと解釈された。数学的考察からこの変調コントラストは界面での特殊な格子整合関係(point-on-line coincidence)を意味していること、そして、この整合性が配向の安定化に寄与していることが分った。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003300889
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013334
ID情報
  • CiNii Articles ID : 110003300889
  • CiNii Books ID : AN10013334

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