2017年4月 - 2020年3月
核様体凝集をトリガーとする複合ストレス環境への適応システムの解明
日本学術振興会 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 17K07279
- 体系的課題番号
- JP17K07279
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,940,000円
- (直接経費)
- 3,800,000円
- (間接経費)
- 1,140,000円
- 資金種別
- 競争的資金
申請者は、細菌の核様体(染色体)が酸化ストレスによって凝集し、様々な遺伝子の発現が変化することを見出した。これらの遺伝子の多くは酸化ストレスとは異なるストレスへの耐性に寄与する遺伝子であった(未発表)。すなわち、「核様体凝集をトリガーとした複合ストレス環境への適応」という新たな応答戦略が示唆される。本研究では、(i)本応答が複合ストレス環境への適応を実現していることの立証、(ii)核様体凝集を通じた遺伝子発現制御の実態(ゲノム位置依存性など)の解明、を目的とする。本研究により、食細胞ファゴソーム中に代表される複合ストレス環境への適応の新戦略が明らかとなるとともに、核様体全体の構造変化が遺伝子発現を制御するという核様体ダイナミクスの新しい役割が明らかとなる。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K07279
- 体系的課題番号 : JP17K07279