2014年4月
CIN3に対するループ電極切除(loop electrosurgical excision procedure;LEEP)の治療成績
産婦人科の実際
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- 巻
- 63
- 号
- 4
- 開始ページ
- 557
- 終了ページ
- 562
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 金原出版(株)
1998〜2012年に子宮頸部CIN3に対してLEEPを行った405例の治療成績を調査し、円錐切除術を行った群(910例)の成績と比較検討した。LEEP後の再発は16例(4.0%)に認め、再発までの期間は平均19.6ヵ月で、1年以内が6例(37.5%)、2年以内が11例(68.8%)であり、最長は48ヵ月であった。再発例に対する治療は、子宮温存15例、子宮摘出1例で、全例が無病生存している。円錐切除術後の再発は20例(2.2%)に認め、再発までの期間は平均28.3ヵ月で、2年以内が10例(50%)、最長は79ヵ月であった。LEEPは外来手術が可能で日常生活への影響が少なく、切除組織診断も可能であることから、今後さらに普及することが期待される。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0558-4728
- 医中誌Web ID : 2014211963
- CiNii Articles ID : 40020056981
- CiNii Books ID : AN00099479