2010年12月
MTX療法後に腹腔鏡補助下間質部切開縫合術を施行した卵管間質部妊娠の1例
日本産科婦人科内視鏡学会雑誌
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- 巻
- 26
- 号
- 2
- 開始ページ
- 570
- 終了ページ
- 574
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5180/jsgoe.26.570
- 出版者・発行元
- (一社)日本産科婦人科内視鏡学会
30歳代。妊娠7週時の超音波検査で右卵管角近傍に径28mmの胎嚢および心拍陽性で頭臀長12.6mmの胎芽を認め、MRIでは右卵管間質部に胎嚢を認め、間質部妊娠と診断した。妊娠8週1日よりメトトレキサート(MTX)隔日分割投与法を開始し、尿中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)値は最高値45048IU/Lから治療後24151IU/Lまで低下したが、胎芽心拍は陽性のままであり、胎嚢径および胎芽頭臀長の発育を認めた。妊娠部位の破裂リスクが高いと判断し、妊娠9週6日に腹腔鏡補助下右間質部切開縫合術により胎嚢と絨毛を摘出した。以後尿中hCG値は順調に低下し、術後53日目に1IU/L未満となった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5180/jsgoe.26.570
- ISSN : 1884-9938
- 医中誌Web ID : 2011336251
- CiNii Articles ID : 10029377182
- CiNii Books ID : AN10068110