2008年3月
初期子宮体癌に対する腹腔鏡下手術の検討
日本産科婦人科学会新潟地方部会会誌
- 巻
- 99
- 号
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 21
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟産科婦人科学会
腹腔鏡下子宮体癌根治手術(LAVH)症例18例を対象に、安全性と有効性について開腹術症例26例と比較した。LAVHは手術所要時間は有意に長く、リンパ節切除数は有意に少なかった。1000ml以上の出血を認めたのは2例で、いずれも高度の癒着を認め、1例は開腹術に移行した。術後病理結果は、LAVH、開腹術の全例が類内膜腺癌で、臨床進行期診断は半数がIb期であった。術後入院期間はLAVH例の方が有意に短かった。再発は開腹術例で1例認めた。
- ID情報
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- ISSN : 0285-3485
- 医中誌Web ID : 2008297061