2017年4月 - 2020年3月
農業法人における人的資源管理モデルの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
研究計画に沿って、過年度に作成したワークコミットメント尺度を改良するとともに、改良した尺度を用いて、モニター経営などへの事例調査を実施した。
まず、ワークコミットメント尺度の改良では、大規模水田作経営の特徴を踏まえて新たに「地域に対するコミットメント」を測定する尺度4項目追加した。これにより、作成したワークコミットメント尺度は、組織コミットメント12項目(情緒的コミットメント6項目、功利的コミットメント3項目、規範的コミットメント3項目)、キャリアコミットメント9項目(現在の職務に対するコミットメント5項目、農業に対するコミットメント4項目)、地域コミットメント4項目、合計25項目で構成される。
次に、事例調査では、集落営農法人3事例(秋田県1事例、山形県1事例、山口県1事例)を対象に、改良したワークコミットメント測定尺度適用して従業員22名(秋田県7名、山形県7名、山口県8名)の就業意識の把握し、経営体間や従業員間の差異などを分析した。併せて、個別経営法人における人的資源管理の実態を調査した。
そして、これらの結果について、調査事例の経営者にフィードバックを行い、その妥当性を検証するとともに、集落営農法人の実情に精通する実務家2名を招聘して研究会を開催し、調査結果の検討、意見交換を行い、その実用性を検討した。
また、これまでの研究成果について、雑誌論文計2件(『農業と経済』第84巻第8号)、学会発表計4件(東北農業経済学会3件、地域農林経済学会1件)で公表した。
まず、ワークコミットメント尺度の改良では、大規模水田作経営の特徴を踏まえて新たに「地域に対するコミットメント」を測定する尺度4項目追加した。これにより、作成したワークコミットメント尺度は、組織コミットメント12項目(情緒的コミットメント6項目、功利的コミットメント3項目、規範的コミットメント3項目)、キャリアコミットメント9項目(現在の職務に対するコミットメント5項目、農業に対するコミットメント4項目)、地域コミットメント4項目、合計25項目で構成される。
次に、事例調査では、集落営農法人3事例(秋田県1事例、山形県1事例、山口県1事例)を対象に、改良したワークコミットメント測定尺度適用して従業員22名(秋田県7名、山形県7名、山口県8名)の就業意識の把握し、経営体間や従業員間の差異などを分析した。併せて、個別経営法人における人的資源管理の実態を調査した。
そして、これらの結果について、調査事例の経営者にフィードバックを行い、その妥当性を検証するとともに、集落営農法人の実情に精通する実務家2名を招聘して研究会を開催し、調査結果の検討、意見交換を行い、その実用性を検討した。
また、これまでの研究成果について、雑誌論文計2件(『農業と経済』第84巻第8号)、学会発表計4件(東北農業経済学会3件、地域農林経済学会1件)で公表した。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K07969
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
農村経済研究 40(1) 94-104 2022年 査読有り筆頭著者
書籍等出版物
1-
東北大学出版会 2023年8月 (ISBN: 9784861633898)
講演・口頭発表等
2-
JA営農構造問題勉強会 2022年12月1日 招待有り
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東北農業経済学会岩手大会 2021年9月4日